悩みタイトル

産後腰痛 について

産後腰痛とは?

産後の腰痛は、出産後に女性が経験する腰の痛みを指します。妊娠中から産後にかけて、身体の変化やホルモンの影響により、腰椎や骨盤に負担がかかりやすくなります。

<産後腰痛の過ごし方のポイント>

★コルセット
・一時的なコルセットの使用:骨盤を安定させるためにコルセットを着用し、負担を軽減します。ただし長期間の使用は避けましょう。
・乳児の抱き方に注意:育児中は姿勢や抱っこによって腰に負担がかかります。抱っこ紐を活用して腰への負担を軽減しましょう。

★クッション
・寝る時はクッションの使用を推奨:反り腰を防ぐために寝る時に膝下にクッションを入れて腰への負担を減らしましょう。

また、腹横筋の鍛え方や腹式呼吸などのストレッチも効果が見込めます。

産後腰痛の根本原因は?

<産後腰痛の原因>

★妊娠
・姿勢の変化:妊娠中は腹部や乳房の大きさにより、反り腰になることが多いです。また、妊娠・出産に伴うホルモンの影響で筋肉や靭帯が緩み、腰痛が生じやすくなる可能性があります。

★リラキシン
・リラキシンの影響:妊娠中は骨盤を広げるためにリラキシンというホルモンが分泌されます。このホルモンにより全身の筋肉や靭帯が緩み、腰痛が引き起こされる可能性があります。

★分娩
・分娩に伴うストレス:分娩時に骨盤が開くことで骨盤底筋にストレスがかかり、腰痛が生じやすくなります。

<産後腰痛の特徴的な症状>
産後の腰痛は、腰椎を原因とした痛みと骨盤を原因とした痛みに分けられます。

こんなお悩みはありませんか?

産後腰痛画像01

産後の腰痛は、多くの女性が経験するもので、生活の変化や身体の変化によって引き起こされます。以下に産後腰痛の特徴的な症状を5つご紹介します。

お尻から太ももの後ろ側に鋭い痛みや痺れがあること
→この痛みは坐骨神経痛と呼ばれ、産後によく見られます。

腰部周囲の痛み
→腰の動きが悪く、背骨近くの筋肉を押すと痛みが出現します。歩行時や座っている時には問題ないことが多いです。

骨盤周囲の痛み
→お尻の周囲に痛みが起こりやすく、歩行時や座っている時にしばしば痛みを生じることがあります。骨盤を支える筋肉へのストレスが原因です。

一時的なコルセットの使用を推奨
→骨盤が広がった状態で日常生活を送ると腰に負担がかかりやすいため、コルセットを着用することで骨盤を安定させ、負担を軽減できます。

腹式呼吸の実践
→腹横筋を鍛えて骨盤を安定させるために、腹式呼吸を行いましょう。仰向けになり、お腹に触れ収縮を感じながら呼吸を行います。

産後の腰痛は個人差がありますが、適切な対処法を実践することで症状を和らげることができます。お身体に合った方法を試してみてくださいね。

産後腰痛に対する当院の考え

産後の腰痛は、多くの女性が経験する問題ですね。妊娠と出産による身体の変化が、腰痛の原因となります。

出産は、人間が人生を送る中で一大イベントのひとつです。身体や心にかかる負担は大きく、生まれてきた新しい命の門出でもあります。しっかりと生まれてきたお子さんのためにも、まずは親御さん自身が健康になり、今後お子さんとの生活をより良いものにしていけるように、私たちスタッフは日々患者様に対応させていただいております。

産後の腰痛は放っておくと、今後の生活や老後にも多くの影響を及ぼすため、早めの施術が必要になってきます。

産後腰痛はなぜ起こるのか?

産後の腰痛は、多くの女性が経験する症状です。出産後の生活習慣や体の変化が、腰に負担をかけて痛みを引き起こす原因となります。以下に産後の腰痛の主な原因と対策を紹介します。

★腹筋やインナーマッスルの緩み
→妊娠中はスポーツやトレーニングが難しいため、腹筋やインナーマッスルが緩みやすくなります。腹筋やインナーマッスルの衰えは背中の姿勢を悪化させ、腰痛を引き起こす可能性があります。産後は少しずつ腹筋を鍛えていくことが予防や改善につながる可能性があります。

★婦人科疾患
→婦人科疾患による腰痛も産後によく見られます。安静時に腰が痛い場合は、子宮筋腫や子宮内膜症などの疾患が考えられます。早めに医療機関を受診しましょう。

★子育てによる腰への負荷
→授乳や赤ちゃんの抱っこなど、子育て中の動作で腰に負担がかかります。おむつ替えやミルク作りの際も注意が必要です。作業環境を整えて腰に負担をかけないようにしましょう。

★腰に負荷をかけない睡眠方法
→腰痛を抱えている人は、睡眠中も横になるのが難しいことがあります。仰向けで膝を立てる寝方や、横向きでクッションを膝に挟む方法などを試してみてください。

これらの対策を意識することで、産後の腰痛を予防し、軽減することが見込めます。

産後腰痛を放っておくとどうなるのか?

産後腰痛画像02

産後の腰痛は、放置すると様々な影響が及ぶ可能性があります。以下に産後腰痛の原因と対処法を詳しく説明します。

<産後の腰痛の原因>

①姿勢の変化
→妊娠中は反り腰になりやすく、出産後も骨盤や背骨のバランスに変化が生じ、腰椎や骨盤に負担がかかります。

②ホルモンの影響
→妊娠中のリラキシンというホルモンの作用により、筋肉や靭帯が緩んで腰痛が生じることがあります。

③分娩に伴うストレス
→分娩時に骨盤底筋へのストレスが加わり、腰痛が発生することがあります。

産後腰痛に効果的な当院の施術メニューは?

当院では、様々な施術メニューをご用意しております。その中でも、産後腰痛に効果が期待できるメニューが二つありますので、下記にて詳しく説明いたします。

★産後骨盤矯正
→当院では矯正メニューに力を入れており、多くの患者様からお喜びの声をいただいております。その中でも、産後の方向けの矯正メニューとして産後骨盤矯正があります。産後骨盤矯正では、出産時に緩んでしまった骨盤を引き締めることにより、産後の腰痛や骨盤周りの痛みなどの予防に繋がります。

★楽トレ
→楽トレは、主にインナーマッスルを鍛える電気施術メニューとなっており、出産までの期間に運動能力が落ちてしまうため、インナーマッスルなどの筋力が低下してしまいます。それにより骨盤の歪みなどにも繋がるため、インナーマッスルへのアプローチも必要になってきます。

その施術を受けるとどう楽になるの?

産後腰痛画像03

★産後骨盤矯正
→産後骨盤矯正では、靭帯や筋力の低下により骨盤の歪みに繋がり、様々な症状が出てくることがあります。重い症状となると、坐骨神経痛などの症状に繋がる危険性があり、シビレ感を感じる場合があります。しかし、骨盤を引き締めることで、シビレ感の軽減や、腰痛、骨盤周りの痛みの軽減に繋がる場合があります。

★楽トレ
→産後は非常に筋力が低下しており、筋力低下に伴う骨盤周りの痛みや腰痛などが引き起こされることがあります。また、筋力不足になると老後などにも多くの影響を及ぼす可能性があります。楽トレを行うことで、無理な筋力トレーニングをせずとも自然と筋力がつき、足の上げやすさや腰痛、骨盤周りの痛みの軽減に繋がります。

産後腰痛を軽減するために必要な施術頻度は?

紹介イメージ

産後の腰痛を軽減するための施術頻度は、個人の状態や痛みの程度により異なりますが、一般的な目安としては約6カ月~12カ月です。これは、産後6カ月程度まで骨盤の可動域を上げるホルモン(リラキシン)の分泌が続くためです。また、その後骨盤が安定するのにも期間が必要であり、安定することで腰痛が軽減する可能性が高まります。

産後の腰痛を予防するためには、適度な運動が重要です。妊娠中から運動を積極的に行うことで、腰痛の程度を軽減できることが報告されています。軽い腹筋やストレッチ、体幹筋トレーニングなどを行うことをお勧めします。また、そのようなことを行うのが難しい場合は、症状がひどくなる前に当院の矯正メニューを受けていただき、お身体を良くしていくこともよろしいかと思います。

もし痛みが強くなった場合は、産婦人科の先生に相談し、必要に応じて整形外科を受診することを検討してください。一時的な痛みの対処法として、ブロック注射なども考慮されることがあります。